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2015年 8月 30日 さようなら夏休み、こんにちは過去問
こんにちは
担任助手の西です。
今日は8月最後の日曜日です。
明日あたりから学校が始まる人も多いのではないでしょうか?
さて、今回の話題はこの時期から手を付け始めるであろう「過去問」についてです。
「過去問」とは名前の通り「過去の入試問題」です。
志望校の過去問を解くメリットはいろいろあります。
今回はそのうち重要かつ今必要だと思われるものを書きたいと思います。
・メリットその1
志望校の過去問を解くことによって合格するまでどのぐらいの実力が必要がわかる
とても重要です!
まだ志望校の過去問を見ていないよ、という人は一回過去問を解いてみることをオススメします。
志望校に合格するために必要な実力と現在の実力の差が明確になるからです。
国立の二次試験までおよそ半年です。
これから勉強していくにあたって半年にわたる大規模なスケジュールを立てないといけません。
スケジュールがなく勉強に計画性がないと、勉強が中途半端になったり極端になるからです。
そしてこれからのスケジュールを立てるにあたって重要になるのがインプット系勉強(基礎修得・暗記)とアウトプット系勉強(過去問・問題演習)の時間配分です。
実力のある人はアウトプット系勉強を中心に、それ以外の人はインプット系勉強とアウトプット系勉強を同時並行にすると思います。
ですが、自分の実力と合格するために必要な実力のギャップを把握できていないと、インプット系勉強とアウトプット系勉強をどれぐらいの時間配分でやるかが分かりにくくなってしまうのです。
実際、基礎が固まっていない状態で過去問(アウトプット系勉強)だけの勉強をし、本番で失敗する生徒を何度も見てきました。
なのでまだ一度も過去問を見ていない人はぜひ解いてみてください!
そして自分の実力に合わせた勉強をするように心がけましょう!!
・メリットその2
志望校が出す問題の傾向がわかる
必ずではありませんが、同じ大学であればほぼ毎年似ている傾向の問題が出されます。
東工大の数学では必ずといってもいいほど毎年、微分積分の分野から問題が出題されます。
また、分野だけではなく解答する形式の傾向が似ているもあります。
国立試験の数学はほぼ記述式なのですが、とある大学での数学問題は誘導形式かつ穴埋め問題がほぼ毎年出ています。
このように傾向がにているということは他の科目にも言えます。
その部分を重点的に対策すればその分野・形式での解答しやすくなるでしょう。
なぜ大学は似たような傾向の入試問題をだすのか。
入試問題は作っている大学側が
「このレベルの実力が解け、この分野ができるような生徒に入学してほしい」
など何かしら意図があって作られています。
東工大の数学であれば
「大学でも微分積分の知識が必須になるのでこの分野は必ずだそう」
問題文がたった1~2行だけの数学の問題であれば
「この問題文だけで何をするべきかを自分で考え、解いてほしい」
などです。
問題の量や難易度が変わっても大学側から要求される意図はそう簡単に変化はしません。
この意図まで理解できたのであれば対策はかなり楽になるでしょう。
ですが、大学や年度によっては大きく問題の傾向が変わることがあります。
なので出やすいの部分だけ勉強するということは絶対に避けてくださいね。
以上2つのメリットを紹介しました。
これらを意識していけばこれからの勉強も捗るのではないかと思います。
これから試験まであと半年
後悔しないよう一日一日を過ごしましょう!