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2016年 11月 24日 基礎について
こんにちは、西です
雪が降りましたね。
昨日と比べると温度が急に下がりました。
体調を崩さないよう管理をしっかりしましょう!
さて、今回話したいのは「基礎」についてです。
運動部に入っている方なら「基礎が大切だ!」などとよく聞くと思います。
実際、大学入試において「基礎」は大切です。
しかしそもそも「基礎」ってなんなんだろうと思ったことありませんか?
今回は
・基礎とは?
・基礎の大切さ
について書こうと思います
「基礎」を辞書で調べてみると
「それをより所として物事を成り立たせる、基となっているもの」
とあります。
逆に言えば、基礎が無いとその先の物事がそもそも成り立たないということです。
勉強の基礎についても同じことが言えます。
数学で言う基礎は、定義を覚えること、計算力、論理的思考力(どうしてそれが成り立っているかがわかる力)などです。
英語なら、単語力、文法力、読解力などですね。
そもそも基礎がないと、問題を解くことはおろか、問題文の意味すら理解できないこともあります。
国立難関大学と呼ばれる大学では基礎力(主に論理的思考力)がフルに使われます。
教科書に載ってないような専門的な知識が問われることはまずないです。
数学で難しいと呼ばれる問題も、うち大半は複数の分野が混じっているから難しく見えるだけであり、分野単体で見れば難しくない問題も多いです。
大学での募集要項でも基礎が大事であることが記載されているものが多いです。
京都大学の募集要項にはこうかかれています。
「京都大学は、その高度で独創的な研究により世界によく知られています。そうした研究は共通して、多様な世界観・自然観・人間観に基づき、自由な発想から生まれたものであると同時に、学問の基礎を大切にする研究、ないし基礎そのものを極める研究であるります。優れた研究は必ず確固たる基礎的学識の上に成り立っています。」
京都大学といえばユニークな人が多いという評判もありますが、それは「基礎」があること前提でその上で自由な発想で研究をしているからユニークになるのです。
基礎が重要なのはわかってもらえたと思います。
しかしながら勉強において、基礎をおろそかにして応用の問題を解きまくっているという人も多々見受けられます。
なぜそのような事をしてしまうのか?
それは「難しい大学の入試問題なら難しい問題が解けるようになればいいんでしょ」のような考えがもとになっているようです。
確かに難しい問題が解けるようになれば難しい大学の入試問題が解ける確率が上がるかもしれません。
しかし基礎力がない状況でそれを実践してしまった場合
「なぜそのような解答になるのか」がわからない、理解できなくなる事が多くなるのです。
その結果、解答のプロセスを言葉通りに暗記してしまうパターンになりがちです。
結果、入試で「暗記していた解答プロセスでは答えられない問題」が出たときには手も足も出なくて不合格になってしまう。
基礎力を疎かにした人が陥りやすい結果です。
基礎力があった場合は、解答プロセスを見たときに
「こういう考えから○○が成り立つのか」という理解につながります。
その結果、入学試験の問題の傾向が変わったときにも、考え方がわかっている分、対応がしやすくなるのです。
問題が解けないなと思ったときは基礎的な講座を受けるか、教科書を確認してみましょう。
教科書は文部科学省がしっかりとした検定をもとに発行しているので、基礎が載っていないなんて事はありえません。
自分的にオススメな基礎のつけ方(主に理系用)は
教科書をはじめから読み、理解し、ノートに写すことです。
高校の授業では先生が黒板に書いていることを理解する間もなくノートに写したりしていることが多いですが、
自主的に教科書を開いてノートに写す場合は、自主的に教科書を読んでいる分、理解がしやすくなっています。
自分はこれのおかげで大学に合格したと言っても過言ではないぐらい力がつきました。
もし、基礎から実力をつけたい!と思うのであればぜひやってみてください。
教科書を見てもわからないという部分があればいつでも担任助手に聞いてみてください!