「数をこなす」の実態 | 東進ハイスクール 吉祥寺南口校 大学受験の予備校・塾|東京都

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2021年 6月 17日 「数をこなす」の実態

 こんにちは!1年担任助手の三石泰誠です!あっという間に半そでの季節になりましたね。こんな暑さに負けない皆さんの熱い気持ちを期待しております!

 

今回は、皆さんが担任助手や学校の先生などのいろいろな人に言われたであろう「数をこなす」ということについて書こうと思います。

 

勉強に関してでも、部活に関してでも、みなさんはよくいろんな人から「とりあえず数をこなそう!」、「反復練習しよう」というように何かを上達させるために数をこなす訓練を推奨されると思います。

では、それはなぜでしょう?

おそらく、「それに慣れるため」というのが出ると思います。勉強では過去問を解いて問題形式になれるように訓練するし、スポーツではある特定の動きを反復を練習して、その動きに慣れて、自分のものにしますよね。そこで私が考えたのは、、、、

コスパ悪すぎないか?

ということです。確かに慣れなくては本番で失敗する可能性は高まるし、緊張してしまいます。しかし、お世辞にも楽しいとは言えないまさしく「訓練」のような反復練習を、ただ「慣れるため」というあまりにも小さな一歩のために続けるのはつらいですよね。

 

そこで自分が見出したもう一つの「数をこなす」ことを行う目的は

「一瞬のひらめき」のため

です。過去問を解く中で、「これだ!」と思える解き方を見つけたり、スポーツをやる中で「これだ!」と思える体の使い方を見つけることがあります。しかし、それは一度や二度では見つかりません。そのためにもたくさん繰り返して、「自分は何をしているのか」「どう解いているのか」「どう動いているのか」を理解しなくてはいけません。自分は、その非常に見つけづらい一瞬のひらめきのために反復練習をするのだと思います。

 

では、それを見つけるには、ただ数をこなすだけでよいのでしょうか。

そんなわけがありません。ただぼーっと同じことを繰り返すのでは進歩しません。反復練習するにも、しっかり考えて、考えて、考えて行動しないと意味がありません。

 

高3生は今共通テストの過去問を頑張っていると思います。高1,2生もマスターなどで反復練習を頑張っていると思います。ぜひ、そこで一瞬のひらめきを見つけ、自分の武器をそろえてください。

楽しくなくて、つらいかもしれませんが、見つけたときは最高に気持ちがいいです。応援しています。一緒にこの夏を充実できるように駆け抜けましょう。