手紙 過去〜 | 東進ハイスクール 吉祥寺南口校 大学受験の予備校・塾|東京都

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2022年 3月 21日 手紙 過去〜

自分で勉強を進めていく

◉受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 自分の受験勉強を振り返ってみてよかったことはやはり、高1の時から部活(軟式野球をやっていました)との両立を意識しながら自分で勉強に対するスタンス(学習方針)を自分で決めて継続的な学習を行えたことだと思います。

 受験勉強の進め方の一般的なセオリー、周囲の人の平均的な勉強量やオススメ・有名参考書など基礎的(と思われる)情報はちゃんと収集しつつ、結局は一番自分のことをわかっている(と思っている)自分自身が自分にとって最適であろうと判断した指針・教材に従って勉強を続け、また校内試験や予備校の模試などで受験競争における自分の相対的な立ち位置を確認しつつ適宜自分の判断で勉強の重量の調整をしていけたことが、実際の学力向上にも受験直前期における精神的安定にもつながったのだと思います。
(要は自分で考えてやった勉強が力になるんだなーと感じた、ということ)

 思い返してみれば受験について色々アドバイスしてくださる先生方や先輩、友人らもいたのですが彼らの意見を参考にしてその通りに自分の勉強のやり方を変えた、みたいなことはほとんどなかった気がします(合格体験記の類のものは読んだこともありませんでした)。むしろこれこそが受験勉強生活の中で個人的に最も大事にしていた姿勢だったのではないか、という気もしています。
優秀な先生や知人のアドバイス通り学習をしてそのやり方が自分にあっていれば勉強はできるようになると思いますが、精神的な側面を見るとやはり自分のチカラで学習を積み立てて来た人の方が何かにしがっているところがある人よりずっと安定しているのだと思います。

 以上で一番言いたかったことは終わったので、以下では自分の実際の勉強の仕方を大まかに振り返っていきたいと思います。一例として参照いただき、誰かの参考になるところがあれば何よりです。

 

前提

 自分が皆よりも少ない努力で皆より多くのことが学べるような人ではないことはわかっていたし、何事においてもスパートで馬力が出ない人(マラソンの最後の100メートルでめちゃくちゃ抜かされる、高3の最後の踏ん張りが効かない人)だということもわかっていたので、自分は勉強をみんなより少し早く始めることにしました。フライングしておけば他の人と最後のスパートで勝負しなくてすむ。あと、変にあたふたしなくてもすむしちょっと疲れた時になんなら一回立ち止まることもできる。気持ち的に余裕ができます。

それぞれの時期の勉強

・〜高2部活引退(11月)

 周りの人たちはほとんど勉強していないに等しい。自分もダッシュはせずに隙をみて1、2歩進む感じ。無理はしない。この期間に学校の授業を真面目に受けて、小テスト・定期試験・校内模試のたびに試験範囲・既習範囲の復習を繰り返してから試験に臨めば既に十分アドバンテージ。自分は高1の時から部活に支障をきたさない範囲でさらに勉強をするために東進ハイスクールで授業を受け始めた(実際周囲の皆も塾に通い始めるのはこの頃だった)。
英語と数学の授業をとって基礎固め+α。高2くらいから現代文の授業もとってみたらあたり。現代文という教科をしっかり認識できた。国語(古典)と理科と地理は既習範囲を押さえておけば十分(なんなら古典はここまででほぼ勉強終わり、あとは多読と筆記演習だけになっているはず)。

 

・部活引退後〜

周りの人たちも勉強に本腰を入れ始める。自分もパンクしないように自分が消化できるだろうと思った分だけ授業をうける。自分のモノにならない授業はドブに捨てているの同じ。やることが多すぎると本当に必要なものが見えなくなる。
数学、英語は月並みに。国語はほぼ必要ない(現代文は適宜)。メインはやっぱり理科二科目。最後の方(センター準備前)は理科と英語音読の記憶しかないといっても過言ではない。

 

・センター本番あたり〜

終わりが見えてきたせいか緩みがち。踏ん張りが効かないとは言いつつも努力はする。

 

こんな感じです。

 

◉後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと

 周囲の方々の支えを実感し感謝しつつもその人たちに判断を任せてしまうのではなく最終的には自分の判断を信じて、やることやらないことの取捨選択をしていくのがいいのではないかと思います(参考書なども同様)。また、焦らずに的確な自己分析を行いその時するべきと思うことを着実に積み重ねていけば「頭がいい」人でなくても大丈夫なのだと思います。あまりウロチョロせずに腰を据えてまともな努力をしてさえいれば、大学入試は決して越えられない壁ではないと思います。
頑張れ!!!

 

 

高3 今井

 

 

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