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2021年 4月 11日 最後のブログ 羽生桑太

お久しぶりです。羽生です。

 

突然ですが、今春をもって吉祥寺校の担任助手を卒業することになりました。

したがって、これが羽生の書く最後のブログになります。

最後のブログは、「学歴」についてです。

 

みなさんは、何を目的に受験勉強をしていますか。

「〇〇大学に受かりたいから」でしょうか。

もしそうだとしても、あるいは他の目的だとしても、受験勉強を頑張ってやっていればみんな立派だと僕は思います。

 

基本的に、学歴は高ければ高いほど良いです。

学歴が高ければ社会的評価も高いし、ハイレベルな人脈を築くこともできます。

僕自身も周りの東大生と関わっていると、彼らの優秀さに日々圧倒されますし、時には自分に不甲斐なさを感じるくらいです。

 

ただ、こういう言葉を聞いたことがありませんか。

結局は『どこの大学に行くか』よりも、『大学で何をするか』が大事だ」と。

これもまた本当です。

 

正直言って、学歴のみを追い求めながらの受験勉強は危険です。

だって、どんなに努力しても「100%絶対に第一志望校に受かる」保証などないのだから。

そう思うと、なんだか受験勉強って不毛に思えてきませんか。

一年間ないしはそれ以上の期間、趣味や自由を犠牲にしてまで受験勉強をやる意味ってあるのでしょうか。

 

結論から言うと、意味はちゃんとあります。

受験勉強は学歴以外にも、貴重なものを与えてくれます。

「学歴以外の貴重なもの」とは何か。

その答えは、自分で受験勉強を経験した上で見つけて欲しいと思います。

 

けれどもさすがにこれだけでは意地悪なので、ヒントを与えましょう。

受験勉強がどんなに辛かろうが、また受かる可能性がどんなに低かろうが、努力は諦めずに最後まで続けるべきです。

これが僕からのヒントです。

これを実行すれば、きっと答えがいつか(受験が終わった後かもしれないけれども)見えてくるはずです。

 

50%の努力をして東大に受かるか、100%の努力をして全落ちするかなら、絶対に後者の方が立派です。

実際に就職においても、明青立法中を卒業した人が東大京大卒の人に勝ってしまう、というような事例はいくつも存在します。

学歴とはその程度のものなのです。

努力次第で、学歴の差など簡単に埋まってしまうのです。

 

さっき、「自分に不甲斐なさを感じるほど、周りの東大生の優秀さに圧倒される」と書きました。

けれども、僕は今も、そしてきっとこれからも、努力を諦めません。

生まれつきの才能に差があるのは仕方ないとしても、努力をしなければ絶対に負けてしまうし、逆に努力をすれば才能のハンデも克服することができる、と信じているからです。

 

とにかく、努力を惜しまないでください。

これが、僕がこのブログを通して、いや、担任助手の仕事を通して、最も伝えたかったメッセージです。

 

最後まで僕のつたないブログを読んでくださり、ありがとうございました。

この校舎で学び、働き、みなさんに出会えたこと、本当に幸せでした。

またどこかでお会いしましょう。

お元気で。

 

羽生桑太