”音楽を聴きながら”勉強しているそこの君!!! | 東進ハイスクール 吉祥寺南口校 大学受験の予備校・塾|東京都

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2020年 6月 27日 ”音楽を聴きながら”勉強しているそこの君!!!

 

みなさんこんにちは。担任助手2年の橋本です。

模試が終わって1週間がたとうとしている今をみなさんはどうお過ごしでしょうか。

私は、生徒のみなさんが校舎に来て勉強している姿を後ろから見て、よく頑張っているなーと感心していることが多い今日このごろです。

校舎で勉強しているとよく担任助手が後ろを通ることがありますよね。

生徒が寝ていないか、どんな勉強の仕方をしているのか、話していないか。担任助手は悪く言うと監視、よく言うと見守りをしに、よくクラスルームなどに足を運びます。

 

本題に入りますね。

今回は「音楽を聴きながら勉強すること」のメリット・デメリットを考えたいと思います。

校舎では、受講中ではないのに、イヤホンをしている生徒を多く見かけます。おそらく音楽を聴きながら勉強しているのでしょう。私自身も受験生時代は、よく音楽を聴きながら勉強していました。

最近ふと、これってどうなんだろう、と思うことがあってこのテーマを選んできました。

いくつかのインターネット上のサイトを見てみて、自分なりにまとめてみます。勉強で忙しくて、調べる時間なんてない!っていう方は是非、見ていってください。

 

まずはメリット。

1.モチベーションが上がる

好きな音楽を聴くと気分が高揚しますよね。勉強に気が向かなくて沈んだ気持ちになっても音楽を聴くことでテンションを上げてやる気を出すことが出来ます。明るい音楽であれば眠気覚ましにも使えるかもしれないです。

2.リラックスできる

音楽のリラックス効果によって、心地よく勉強に取り組むことが出来ます。これは医療現場でも実践されていて、落ち着いた作業ができると言われています。

3.集中力や記憶力が高まる場合がある

リラックスや集中力に係わるアルファ波の発生を促す音楽は、集中力や記憶力を高める効果もあると科学的に証明されています。例えば、落ち着いたクラシック音楽や静かなジャズなどはアルファ波の発生を促すとされ、勉強に活かせるかもしれないです。

4.雑音をシャットアウトできる

周囲の話し声や雑音を遮断し、勉強により集中することができる環境をつくることができます。この現象は音楽の「マスキング効果」と呼ばれているようです。

 

次にデメリットです。

1.集中を妨げる

音楽を聴きながら勉強をするということは、視覚と同時に聴覚も使っているということを意味します。視覚の方が大部分を占めるものの、集中力が分散して、脳の処理能力が落ちるのは事実でしょう。特に暗記をする場合は、暗記しなければいけない内容以外の情報が入ってくるので効率は落ちます。歌詞のある音楽や激しすぎる音楽などは要注意です。また、先ほどのメリットとは反対のものになってしまいますが、音楽を聴きながら勉強すると暗記や計算の効率が50%以上低下するという研究のデータもあります。他にも、ゆったりとした音楽だと眠気が襲うことも多そうですね。

2.慣れてしまうことの怖さ

常に音楽を聴きながら勉強していると、その状況に体は慣れてしまいます。すると、音楽がないと集中できない、モチベーションがあがらないなどの弊害が出てきます。実際の入試では勿論音楽など流れていませんし、状況としては正反対の静謐です。入試で実力が出せなくなるのは困りますよね。

 

以上メリット、デメリットでした。全く反対のことを言っていたりもするのでどの情報を信じるのか、取捨選択をしてください。実際に個人差はあるとは思います。

ただ、私個人の意見としては、音楽を常に聴いた状態の勉強は反対です。理由はデメリットの2つ目があるからです。受験生時代に私自身がよく音楽を聴きながら勉強をしていて、最後の方は苦労をしました。音楽中毒のようになってしまって何をするにも耳に音楽が必要になっていて、本番でも直前まで音楽を聴いていたりしました。

おすすめとしては、モチベーションを上げるため、勉強に集中した状態に入るために、最初だけ音楽を聴いて、集中できているなと思ったら外すことです。音楽を聴けば早く勉強に集中できるのは事実だと思いますし、音楽を聴けば効率が悪くなることも事実だと思っています。

みなさんも何が自分にあっているのか、少しずつ試してみて自分にあったやり方を見つけてみてください。音楽は辛い受験時代を乗り越える手段の1つです。今回のブログがみなさんの役にたつことになったら嬉しいです。

 

受験最後まで頑張りましょう。応援しています。