「落ちる」と「降りる」 | 東進ハイスクール 吉祥寺校 大学受験の予備校・塾|東京都 東進ハイスクール吉祥寺校|東京都

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2021年 7月 3日 「落ちる」と「降りる」

こんにちは!担任助手1年の島倉です。

先日、といっても1か月前くらいですが、なにかの番組で東尋坊の断崖絶壁の絶景映像を見ました。コロナ禍で福井を訪れることは憚られるにしても、行ってみたい、と思うものです。

こうした絶壁に立ったとき、人は何を考えるのでしょうか。

遥か眼下を望んで、高いなあ、と。もちろん絶壁ですから、至近で見れば壮大な景色でしょう。しかし、いい眺めだなあ、それだけではないはずです。次の瞬間には、落ちたら怖いな、と、通常の人間ならば考えてしまうでしょう。

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Japan_Tojinbo09nt3200.jpg

実際に行ったわけではないですが、少なくとも僕はそういうところに立つと、足がすくみ、手は汗ばみ、しかも愚かなことに、落ちたらどうしよう、などと思ってしまうのです。そんなことを考えても無駄なのに。どうするもなにも、落ちたら死んでしまうか、大怪我をしてしまう、それだけなのに。悲しいことに人間は想像を止めることなく、悪い方向ばかり考えてしまうものです。

東尋坊では、足場は悪いですがかなり下の方まで降りることができるそうです。しかし常に断崖絶壁、悪い想像が頭の片隅に残ったまま降りなければなりません。僕は決して高所恐怖症ではないと、自分では思っています。高所恐怖症だったら、絶壁には近寄らないはず。近づきさえしなければ恐怖はないはずですから。とはいえ高さ25mを降りる長い道で、こんなはずじゃなかった、と心身ともに硬直してしまうのは容易に予測できます。

もうその時すでに頭の中は「落ちたらどうしよう」状態です。でも、スカイダイビング、飛び込み競技、バンジージャンプなんてものもあるんだから、あれに比べれば。などと色々と考えつつも、いつまでもクヨクヨしていたら日が暮れてしまう。だから結局は、なんだかんだでどうにか下まで降りるのでしょう。もちろん、スッテンコロリンと、傍目では転げ落ちたように見えるかもしれません。

しかしそうなっても僕は、違う、と言いたい。「降りる」という意思が「落ちる」という想像に勝ったのだ、と。

 

これから長い、しかし今振り返ってみれば短い夏休みが始まります。

「落ちる」ことを恐れずに。そしてみなさんは「登り続けて」ください。

もうしばらくは、良い眺めを楽しもうじゃありませんか。

 

降りる」にはまだ早いのですから。