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2021年 3月 14日 はなむけのはなし

受験生はチャレンジャーだ

目標に向かって努力し続けるチャレンジャーだ

 

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受験に成功した受験生は

「これで大学生になれた」という

頑張ったね。本当に良かったと思う。

 

続けて大体こう言う

「やっとおわりました。もう受験とはおさらばです!」

 

確かにそうだ

確かに毎日塾に来て、朝から晩まで勉強する生活とはもうおさらばだ。

しかしここでふと心配になる

これまでの何もかもとおさらばするのだろうか

 

受験はよく登山に譬えられるから登山家をイメージしてみよう。

険しく長い冬の山道を1人の登山家が歩いている。

息絶え絶えで這うように進み、晴天の頂に辿りついた!

この直後、登山家は満足してその場で死ぬだろうか。

いや死なない。

しばらく景色を楽しんだ後、次の山のことを考えながら下山するに決まってる。

それが登山家だ。

 

受験生はどうか

合格すれば大学生になることが決まり、それまでの苦しい日々から解放される。

そこからしばらくは、緩やかで楽しい生活が続く。

この時間は本当に楽しい。

でもその環境そのものに満足していると、かつて胸に抱いていた、研ぎ澄まされた感覚をゆっくりゆっくり忘れていってしまう。

せっかく練り上げたチャレンジャー精神もろとも、おさらばしてしまう人がいるのだ。

これは登山家でいうところの死だ。

 

受験が終わってもチャレンジャーであることは変わらない。

受験生から大学生へと世間的な身分が変わるだけだ。

大学生になってもこれまで持ち続けてきた志に向かってチャレンジし続けなければいけない。すぐに何かできる訳ではないけど、姿勢だけは崩してはいけない。

 

間違えて大切なものとおさらばしないためには

努力が実を結んで喜びに満ち溢れている今この瞬間を

或いは一番の目標に届かなかった悔しさを

しっかりと覚えておくに限る

 

合格発表の掲示の中に自分の番号を見つけた時の

震えるような喜びを心に焼き付けるんだ

 

第一志望に落ちてしまった時の

やり場のない悲しさを心に刻み込むんだ

 

そうすればいつかその思い出が

自信を失ったり、何もかもが嫌になったときに

自分を奮い立たせてくれる

絶対にぶれることがない

 

(東進で働いていると、生徒たちの姿にかつての自分を見るから、背筋が伸びる。しかもそれがほぼ毎日だから尚良い)

 

受験は通過点だから、この先の未来に活かせるような経験ができたかどうかが大事だと思う。もしそれができたなら、大学に受かった事実よりも、そちらをもっと祝福したい。

 

心からおめでとう。

束の間の山頂の景色をかみしめて、またすぐに志へ向かって努力し続けよう。

 

担任助手4年 青島健人