山登って高山病に罹った話 | 東進ハイスクール吉祥寺校|東京都

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2020年 8月 8日 山登って高山病に罹った話

先日、山へ登ってきました。

 

といっても趣味という訳ではなく、大学が主催するボランティア活動のためです。

私の大学は長野県・燕岳の山頂に診療所を所有していて、夏の間は医師と有志の医学生・看護学生が交代で駐在します。

毎年行きたいと思いながら機を逃し続け、ついに今年友人の誘いで参加の機会を得ました。

標高2760mの燕岳は北アルプスに位置し、槍ヶ岳などの山々に囲まれています。

 

東京から車をとばして3時間弱、登山口のある安曇野市に前泊し、翌朝6時に出発しました。

登山口までの道のりは、久々の自然にウキウキ意気揚々な気分でしたが

いざ登り始めると序盤から段差が激しく、4月からの運動不足も祟り、ものの5分で心臓がバクバク

第一休憩ポイントについたときには半泣きでした。

後から思うと登山口から第一休憩ポイントまでが最もキツイ道のりだったようです。

最初に苦労をすると、あとは体が慣れてきて比較的楽に登れました。

勉強も習慣が出来てないと苦痛ですけど、慣れればなんてことないですよね。

 

4時間強かけてついに山頂へたどり着きました。

上ってきた山道はどんより曇っていたのですが、

山の天気は山頂を境に大きく異なることがあります。

この時もそうでした。

登ってきた山肌の反対側は目を疑うほどの快晴で、

登頂した瞬間に思わず「うわあ」と声が漏れてしまいました。

勉強でも似たような経験ありませんか?

私は苦手科目にずっと必死に取り組んでいると、ある時霧が晴れたように理解できる瞬間がたまにありました。

 

山頂には「燕山荘」とういう山小屋があり、その片隅に診療所が併設されています。

到着後すぐに山小屋自慢のカツカレーを食べたのですが、お世辞抜きに人生で一番うまいカツカレーでした。

一休みして診療所に待機していましたが患者は全く来ず。

しばらくするとなんとく頭が痛くなってきて、寝てしまいました。

しかし山登りの直後に仮眠をとることは良くないのです。

睡眠時は血中酸素濃度が下がり、高山病に罹るリスクを上げます。

ご想像の通り、ばっちり高山病になりました(笑)

患者は全然こないのに、患者を診に来たボランティア学生が高山病に罹ってしまうという

なんとも情けないことになりました。

 

高山病の症状は頭痛だけだと思っていたら、次第に胸にも違和感が出てきて

ついには痛みで深呼吸もできないほどになってしまいました。

だましだまし生活して何とか下山の日まで耐えましたが

とってもつらかったです。

 

しかし不思議なことに、山の上の綺麗な景色

例えば

燕岳を囲む北アルプスのパノラマとか

夜、山頂から見る月夜とか(安曇野市の上にかかる雲海も見事でした)

を見ている時だけ頭痛も不快感も消えたんですよね。

病は気から

なんでも気の持ちようなのかなと感じました。

 

ところで

夏は受験の天王山と申しますが

高校生の皆さんもまさに険しい登山の真っ最中かと思います。

登山口から初めの休憩所のような急勾配を必死に登っている人

もうすぐ山頂が見えそうな人

あるいはもう下りに入ってさらにスパートをかけている人

人それぞれかと思います。

もしかしたら天王山の高山病に罹ってしまっている人もいるかも(笑)

(笑いごとではない)

 

辛くて長い道のりですが

ところどころに小さい発見や成功が転がっていることも確かです。

それらをひとつずつ拾い集めて、小さい喜びを感じ続けられたら最高です。

自分の機嫌は自分でとる。

なんでも気の持ちようです。

 

夏はすぐ来てすぐ終わりますから

どうせなら楽観的に

でも全力で

駆け抜けましょう!

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

担任助手4年 青島健人