遠くへ行くこと | 東進ハイスクール吉祥寺校|東京都

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2019年 5月 12日 遠くへ行くこと

みなさんこんにちは! 担任助手の渡邉菜津美です。背中や首に当たる日差しがチリチリとして、暑さの兆しを感じます。私は一年の中で春が一番好きなので、夏は少し寂しい季節のようにも思えますね。

 

さて、卒業する担任助手の中で、これが最後のブログになります。他のスタッフの文章よりも少しかっこ悪いかもしれませんが、目に留まった人はぜひご覧くださいませ。

 

 

 

突然ですし、みなさんにしてみればちょっと気分の下がる書き出しかもしれませんが、私は自信のない人間です

 

 

運動が苦手で、そして実は担任助手のお仕事もあまり上手にはできなくて、そして何より、人とお話をするのがとても苦手でした。嫌いなわけではないのです。しかし誰かに話しかけようとすると、「この人にとって私の言うことなんて取るに足りないものなのではないか」とか、「私に話しかけられるのがうざったいのではないか」とか、そういう仕方がないことばかりを考えてしまって、せっかく思いついたことばは口の中をぐるぐると漂って、最後には喉の奥にしずんでしまいます。それでいて、人には嫌われたくないといつでも悩んでいる。こういうことが度々ありました。だから、こんな私が担任助手になってみなさんの役に立ちたいなんていうのは、少し不自然なことかもしれません。

 

吉祥寺校は生徒時代の私にとって、シェルターのようなところでした。私が話したことを担任や担任助手の先生はいつでも親切に聞いてくれたし、同級生も、すごく月並みな表現ですが優しくて、こんなにも不器用な私にまるで普通の高校生みたいに(事実、私は普通の高校生だったのかもしれませんが、人と関わるのが極端に苦手な私は自分のことを異星人で、いつも仲間に打ち解けられない生物だと思い込んできました)接してくれたのです。そういう環境で私は勉強をして、心をいつまでも支えてもらって、同じような優しさを後輩たちに分けてあげたいと思いました

 

しかし、担任助手になっても私の本質はあまり変わりませんでした。担任助手の仲間や社員の方はもちろんですが、本来頼る側の生徒のみなさんに助けられてきたと感じています。不慣れな私がグループミーティングでゆっくり考えながら話すのを待ってもらいました。模試で足りない問題冊子を走って取りに行っても、怒らないでいてもらいました(このときは本当にあせりました)。マスターを完全修得したときは、私は何をしてあげられたか分からないけれど、とってもとっても嬉しくて、相談事をされたときは、誇らしいような、切ないような気持ちで、まるで私自身が悩んでいるみたいに感じました。それは、今まで私が持っていると気づけなかった感情だと思います。

私はココに居て、依然として守られたままです

 

これは私だけの話かもしれませんが、担任助手としても学生としても人間としても未熟なまま、働かせていただきました。みなさんはこれからたった少しの時間で、新しい選択をして、新しい道に進んでいくわけです。そうでなくてもこの場所で、新しい知識をつけて、どんどん違う自分自身になっていくのだと思います。そこでみなさんに一つだけお願いしたいことは、

 

遠くへ行く決意をすることです

 

ここは未完成な場所です。私のような未完成のスタッフや、皆さんのような未来ある未完成の生徒の方が集まって、自分が自分であることについて考え、新しい自分に憧れ、成長する場所だと思います。ですからみなさんは、どうか今のみなさんの形を変えて、どんどん遠くへ、どこへでも行きたい場所へ進んでいく気持ちを固めてください

 

みなさんが将来たどり着いた場所で、「この選択をして本当によかった」と思えることを願います。

 

一年間本当にお世話になりました。