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2021年 10月 3日 思考のお話です
こんにちは、吉祥寺校担任助手2年の片倉悠希です!
今年ももう10月に入ってしまいましたね。
この季節は気温が一気に下がり体調を崩しがちになりますので、新型コロナウイルスはもちろんのこと、インフルエンザに対しても手洗い等の感染対策をしっかりとし、自分の身は自分で守りましょう!
ここまでの努力を無駄にないように!!!
さて本日はちょっとした考え方についてお話します!
皆さんの中には模試の度にすごい緊張してしまう、って人も多いと思います。
僕自身もプラス思考になることは苦手で、ことあるごとにマイナスなイメージが脳を過ぎるようなタイプの人間です。
特に苦手科目の前とかは緊張しすぎてじっとしていられないとかなんてこともしばしばありました。
でも本当に不思議なことに、そういうことを考えたときに限ってうまくいかないんですよね。
このメカニズムは未だにわからないですが、マイナス思考になったときは恐ろしいほどマイナスな方向にしか物事が進んでいかないのです。
だからこそ、大事なのは
自らの弱さを認め、プラス思考に徹すること
だと僕は思います。
一見すると前半と後半って矛盾しているようにも見えますよね。
「自分の弱さを認める=自分に対してマイナスなイメージを持つ」と解釈する人も多いと思います。
しかし、これは大きな間違いです。
というのも、自分の弱さを認めるというのは、自分自身にある程度自信がないとできないことだからです。
自分に自信を持たせることができるのは、これまでの自分の努力量です!(努力系のブログは以前にたくさん書いているので見てみてください!笑)
なので、「自分の弱さを認められる=それだけいままでの自分に対しての自信がある=マイナスなことではない」というわけですね!
できない部分は「できない」で割り切ることもとても重要なことです!
もちろんできない部分がないことに越したことはありませんが、模試や試験本番の際にできない部分を追い求めることほど無駄なことはありません。
「あれだけやってきたから」と思える(=自分の弱い部分を認められる)ように、日々の鍛錬は怠らないようにしましょう!
そして次に、プラス思考になることです!
プラス思考の根拠は何でもいいと思います。
「たまたまかもしれないけど、この前の過去問演習でいい点が取れたから」とかでもいいし、験担ぎでもいいです。
とにかく自分の気持ちやテンションを高められるような思考になること、これがすごく大事です!
(「プラス思考でよかった!」みたいなエピソードとかは上手く文にまとめられなかったので、知りたい人は僕まで笑)
というわけで長々書いてきましたが、伝えたいことは2つ!
・自分の弱さを認められるぐらい努力すること
・(緊張しそうなときは特に意識して)プラス思考になること
です!
ラストスパートに差し掛かってきました!最後まで走り抜けよう!
2021年 10月 2日 現代文を安定させよう!
こんにちは!担任助手一年の岡村です!今日はガッツリお勉強のお話を。
早速本題に入ります!
過去問や単元ジャンルで“演習”の機会が大幅に増えてきたからか、「先生、現代文の点数が安定しません…」って相談をよく受けるようになりました。
思い返せば自分も12月くらいまでそんな悩みを抱えていたなと。
そこで!今回は一番点数がブレがちな現代文の点数を安定させるコツをアドバイスしたいとおもいます。
単刀直入に、現代文の点数を安定させるコツは“解き方の軸を定めること”です。
どんな文章でも自分はこういう解き方をします!っていう軸を12月までに模索して定めてほしいんです。
まあこれだけ言っても「…?」って感じだと思うので具体的に自分の解き方を紹介します。参考までに。
①文章読む前に設問を確認する
→これは鉄則。文章を一回読んだあと設問を確認することは、文章の二度読みの原因にもなります。
何を問われているか、これをまずは確認しましょう。
②選択肢を見る前に自分で仮解答を作る
→この解き方、個人的にめっちゃいいと思います。共通であれ国立二次であれ私大であれ、選択肢であれ記述であれ、現代文の本質は全く同じです!!選択肢を見る前に“もし記述だったら自分はこのポイントを拾うだろう”ってのを考えて、ある程度解答を想定してから選択肢を見て、一番自分の解答と近いものを選んでみてください。特に共通テストは50万人が受けても文句ひとつでないように作られているので、答えは明白です。慣れれば使いこなせるので是非やってみてください!記述力のアップにもつながります。
他にも色々な解き方があると思います。教わる先生によっても違うでしょう。
ぜひ自分なりの“解き方の軸”を定めて演習を重ねてみてください!
2021年 10月 1日 時計と勝負する
こんにちは!担任助手1年の尾関です。
いよいよ10月になってしまいましたね。10月といえばもう秋を想像する人が多いのではないでしょうか?スポーツの秋、食欲の秋、睡眠の秋などいろいろ世間では言われていますが僕が真っ先に思いついたのは読書の秋です。ということでこの前読んだ本から学んだことからお話ししていこうと思います。
受験生は受験本番まで残り時間が短くなってきましたね。ですが残されている時間は他の受験生とはかわりません。では他の受験生と時間の差をつけるにはどうすれば良いのでしょうか。僕が思う重要なことは2つあります。
1つ目は時間を作り出すということです。例えば、電車の移動時間はもちろん歯磨きをしている間やトイレをしている間など手が空いているを勉強に当てるということです。もちろん机に向かっている時間が一番大切ですが、他の人と差をつけるにはこういう時間に勉強をするしかありません。いかに勉強する時間を生み出せるかがこれから先重要になってきます。
2つ目は時間を意識するということです。例えば、問題を解くのに時間を決めて解くことです。数学の問題を一問解くのに20分でとくと意識するだけで受験本番と同じように制限時間を意識することができます。また、余計に悩むことがなくなります。数学などで悩むことは大切ですが、時間をかけてわからなければ回答を見るという潔さも大切です。また自分の場合ですが共通テストの英語など時間制限が厳しい試験などは普段から時間を気にすることで読むスピードが上がったような気がします。
これから先は時計との勝負です。何時までにこの問題を解くと決めてそれよりも早く終えられたら私たちの勝ちです。時計との勝負に勝つには1秒たりとも無駄にはしていけません。常に時間を意識しなければなりません。時間というものは変えられません。つまり勝敗を分けるのはあなた自身です。時計に逆捩をくわせるような気持ちで勉強していってほしいと思います。
秋はやはり勉強の秋という言葉が一番あっている気がしてきましたね。秋を越えたらもう冬です。頑張りましょう!!
尾関
2021年 9月 28日 俺の夏休みは長い
こんにちは!少しずつ寒くなってきましたね。一年担任助手の三石泰誠です!
夏休みが終わってしばらく経ち、気持ちも切り替わってきたと思います。ですが、私三石の夏休みはまだまだ続きます。なんと私が通っている東京学芸大学では夏休みは10月の中旬まで続きます。その間なんと2か月半!いったいなぜ学芸大学の夏休みはこんなにも長いのでしょうか?
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答えは、その間に教育実習を行っているからです。学芸大学では他大学の教育学部に比べて教育実習の期間も回数も多いです。附属の小中高校もたくさんあります。そんな手厚い教育経験のサポートの結果夏休みがこんなにも長くなったのです。
また、1,2年生時は教育実習がないため、自分のやりたいことにたくさんの時間が割けます。私は地域の小学校の水泳教室のサポートに行ったり、ゼミで教授の話を聞いたりしました。
このように私は自分の学びたいことやりたいことを最大限実現できる環境で大学生活を送っています。
皆さんの志望校はどうでしょうか?学びたいことを学べる研究室はありますか?楽しみにできるイベントはありますか?やりたいことをできる環境になっていますか?もう少し自分の志望校について調べてみましょう!きっと見えていなかったその学校の魅力が見えてくるはずです!それを糧に志望校合格に向けて頑張ましょう!
2021年 9月 26日 エッセイから始まる古典入門 ~日本史の魅力再確認の巻~
外出先で時間が空くと私は必ず本屋に入ります。ただで暇つぶし(立ち読み)ができて運がよければ座れるから、素敵な場所ですよね。
先日立ち寄った本屋で、「今話題の本」のコーナーに向田邦子のエッセイが特集されていました。この店独自のおすすめかと思ったら、その後寄った神保町の三省堂でも、吉祥寺キラリナの啓文堂でも、うちの近くの個人営業書店でも同様に特集されていたので世の中全体のブームらしい。
私はいつも読書と言えば詩、特に現代詩とその批評ばかり選り好むので、たまには全く違うジャンルの本も読もうと思い、キラリナ7階で向田邦子ベスト・エッセイを購入、帰りの電車から早速読み始めました。
夢中になって読書した経験は中学生の時に一度だけ、司馬遼太郎の「国盗り物語」全4巻を一晩で読破したきりです。そのとき以来の集中力で向田エッセイに没入してしまいました。
放送作家だけに話の構成が巧妙でどんどん引き込まれてしまうのです。面白い原因は構成だけではありません。しばしばオタク的に自分の好きなものを熱弁してくれるのです。例えば彼女は水ようかんが大好物でその味、形、食べ方、食べるときに流すべき音楽まで解説してくれます。私も水ようかんは好きですが、そこまで思いを馳せたことがなかったので(あぁたしかにそういう楽しみ方もあるのかもしれない)と共感してしまうのです。
なるほど人が面白いと感じるときは、すなわち共感を抱いた時なのかもしれません。向田邦子は自分の経験や趣味を詳細かつ巧妙に共有してくれるので、読者に経験がなくてもあるある!と思うことができて面白みを感じるのだと思います。
さて、自分もなるべく面白いブログを書きたいのですが彼女ほど熱弁できるものがありません。詩は好きですがよく考えてみれば現代詩ばかり中途半端に読んで古典は食わず嫌い、これではただのミーハーではないかと反省するばかりでございます。万葉集や新古今和歌集だって詩集なのだから読んで然るべきだし、古典から現代詩まで読んだ上でわかることもたくさんあるはず。
というわけで古い物から順番に読んでいくことにしました。最古の詩集は万葉集ですが更に古い書物に古事記があります。詩集ではありませんがどうせなら一番古いやつから読みたいと思いトライ!、、、しかし原文はさすがに無理なので阿刀田高の「楽しい古事記」でエッセイ調の物を読破!めっちゃ面白かったです。
古事記はイザナギ・イザナミの大八島創生から推古天皇までのお話ですが、推古天皇あたりまでくると日本史の教科書で度々お目にかかる名前がちらほら。
受験生時代に使っていた日本史資料集を引っ張り出してきて、「楽しい古事記」に登場した人物たちを探すといますいます!
人物の性格や生い立ちを知っていますから、資料集の年表の中にある名前をみると、「やっぱりそういう乱起こしちゃうよね!その人と結婚しちゃうよね!」といったかんじで親しみをもってしまうのです。年表の中の人物に感情移入、即ち共感できるからとっても面白い。
そのあと万葉集や新古今和歌集を読みましたが、やはり有象無象の藤原氏や天皇一人一人に特別な親しみが芽生えるし、それらが作られた歴史的背景を調べれば、なぜ平安時代の政治体制が生まれたかがわかります。
受験生の時はあんなに無味乾燥とした暗記だったのに、いまもう一度読み返すと色彩を持って歴史がつながっていく。旅した土地がテレビで紹介されると食い入るように見てしまうように、趣味本で読んだことを教科書で見つけると嬉しくなっちゃいますよね。
話がだいぶ逸れたので向田邦子のくだりに戻りますが、共感すること、親しみをもつことが面白みを感じることにつながるようです。
暗記科目に辟易している方は、ぜひ思い切って違う切り口から、なるべく自分が興味を持てる角度から調べ物をしてみてください。
日本史を古典から切り込んだり、理科なら科学者たちの生い立ちから切り込んでみたりといったかんじで!
その結果、教科書に登場するモノ・コト・ヒトに親しみをもって共感できれば、自然とその科目が好きになっていくはずです。
一見遠回りだけど、たまーに絶大な効果を発揮するのではないでしょうか。
担任助手5年 青島健人