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2022年 3月 3日 受験生へ

先日、とあるときに高校時代の自分について話す機会がありました。

 

僕が高校のときに野球をやっていて(というかほとんど野球しかやっていなくて)、高校野球を通して人生最高の思いをしたというのは過去のブログで話している通りです。

高校時代の話と言われると野球の話がほとんどなので、そのときもなんともなしに高校野球の話をしました。

 

自分で言うのもなんですが、僕の高校野球人生は本当にシナリオがうまくできすぎていて、作り話なんじゃないかって思うときもあるんです笑

(ここでいう「シナリオがうまくできている」というのは、「挫折」と「苦悩の日々」「挫折からの立ち直り」「最高のフィナーレ」がすべて揃っているということです。)

 

誰かに話す度に当時の自分に感情移入してしまい、ついつい熱く語りすぎてしまうのです。

そして、その度に自然と目頭が熱くなってくる感覚が自分を襲ってきます。

(いまこのブログを書いてる瞬間も少し目頭が熱くなってます笑)

 

 

きつかった当時の記憶や、自分の責任で勝てる試合を落として本気で野球を辞めようか悩んだ日のこと、それ以降自分自身に鞭を打って自分の限界まで野球と勉強の両立(野球重視でしたが)に打ち込んだ日々、最後の大会で打ったホームランの放物線とスタンドの大歓声、最後の試合で強豪相手に最後まで競り合って負けたときの達成感と少しばかりの寂しさから出る涙。

引退してから2年半経ったいまでもすべて鮮明に覚えているものです。

 

 

 

受験を終えた受験生のみなさん。

みなさんもいま、自分自身の受験生活というものを振り返っていることかと思います。

 

自分の思うような結果が得られた人、第一志望校の結果がまだ出ていなくて不安と期待が交錯しながら日々過ごしている人、第一志望校に合格することができずに虚無の感情に苛まれている人、第一志望校にこそ合格できなかったけれど自分の過ごしてきた受験生活に対して堂々と胸を張ることができるという人…

 

結果がつきものの世界には、その勝負が終わった瞬間から様々な心境を抱える人が存在するものです。

 

もちろん、良いシナリオではなかったという人も多いでしょう。

 

 

しかし、

君が歩んできた道は、「君でしか作ることが出来ない最高のストーリー」です。

 

これはいつになっても決して色褪せることはありません。

20歳になっても、たぶん30,40,50歳になっても、この生活を通して得られた経験は忘れることはないと思います。

それぐらい、何かひとつのことに自分のすべてをかけて挑戦し続け、それをやり遂げることができたということは素晴らしいことです。

 

合格したときの喜び、合格できなかったときの悔しさ、、、

将来いつになっても感情移入して思い出に浸れるようなものなら、本当の本当に本物の努力だと思います。

そのときの感情を常に胸に抱きながら、この先の人生も歩んでいくべきです。

いざというときに自分を奮い立たせてくれるのは、極限まで努力して得られたときのそういった感情だと僕は思います。

 

次のステージに進む前に、自分の作り上げたストーリはどんなものだったか考えてみてください。

そして、ここまでやり遂げられた自分を肯定してあげて、前を向いて堂々と次のステージに進んでいってもらいたいと思います。

 

 

そして最後に

次のステージでも「最高のストーリーの続き」を作り続けてください。

 

大学受験というものに関しての結果に一喜一憂しすぎて、夢半ばのところで燃え尽きてしまっては本末転倒です。

これからはお互いに大学生として、未来を担うひとりの若者として、さらなる高みを目指してこの先も努力を続けていきましょう!

 

卒業おめでとう!

そして、ここまで本当にお疲れ様でした!

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