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2020年 9月 22日 徒然草から学ぶ受験~双六の上手~(受験学年向け)
こんにちは!担任助手の植松です!!
夏の暑さもだんだん収まってきて、勉強する環境も少しづつ快適になってきたんじゃないでしょうか。
突然ですが皆さん、「徒然草」知ってますか?
「古文の授業で出てきた!!」って人、多いと思います!
徒然草は、室町時代に、吉田兼好という人物が書いたとされる随筆です。
今回は、そんな徒然草の中から、自分がいいなと思った随筆を1つ、紹介したいと思います。
それは、「双六の上手」の話です。
当時賭け事として流行ったすごろくの名手に、兼好が勝つコツを聞きます。(完全な運ゲーじゃないの?ってなりますよね)
そうすると、その名手は、こう答えます。
「勝とうと思って打つな、負けまいと思って打つべきだ。どの手が早く負けてしまうか考えて、その手を使わないで、一目でも遅く負けるような手を打つのがいい。」
(原文が知りたい人は調べてみてください!古文の勉強にもなるよ!!)
この話は、受験が終わった今、「すごく当てはまるな」と感じていることです。
「合格したい!」という気持ちそのものは、もちろん大切です。しかし、その気持ちばかりでは、続かないこともあります。
特に高3は、過去問を解く中で、日々自分の弱点であったり、間違えたところと向き合わなくてはならないですよね。
そんな時、その気持ちだけでは、ついつい「このままで合格するのかな…」というような不安が芽生えてきてしまい、その状態がずっと続いてしまうと、どんどん後ろ向きになってしまいます。
だからこそ、「負けないように」という考え方を大事にしてください!
「どうしたら、この問題は間違わないんだろう?」
「どの程度までだったら間違えられるのかな?」
「この問題を落とさなければ、負けないな」
過去問を解く中で、自分は常にこういった事を考えていました。結局考えることは一緒でも、こちらの方が、心に余裕が生まれます。
夏休みも終わり、きついことも沢山あると思いますが、「負けない」という意識を持って、最大限勉強を頑張っていきましょう!!