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2022年 8月 2日 忘れる勉強?
皆さんこんにちは。最近は暑すぎてなかなか走りに行けない担任助手1年鈴木です。
実は僕はランニングサークルに所属しているので、ときたま走っています!
(最近はほとんどサークルに行けていませんが笑)
暑いときには無理をしすぎないことが大切です。熱中症とかなったら元も子もないので笑。
夏休みに入り少し、時間ができてきたのでまた本を読み始めました。昔は結構本を読んでいたのですが、最近は時間があまりなくて全然読めていなかったので久しぶりの読書に喜びを感じています。
さて、僕がかつて読んだ本にこんなことが書いてありました。
「頭をよく働かせるのには、忘れることが、きわめて大切である。」と。
これは外山滋比古さんが書いた「思考の整理学」の中にあった一節です。
(外山滋比古さんの著書は直近5年間で23大学が入試の題材としているそう)
勉強において「覚えることが大事だ。」「知識が足りないから覚えなきゃ。」というのは常識だと考えている人が多いと思いますが、「忘れることが重要」とはどういうことでしょうか?
全文を載せることはできないので、内容を要約して紐解いていきたいと思います。
人間の頭の中を工場だと想定してみましょう。2つの例を提示します。
①工場の中に荷物がたくさんあって、何がどこにあるかわからない工場
②きちんと整理されていて何がどこにあるかがすぐにわかる工場
どちらの工場が、作業効率がよく、たくさんの生産をできると思いますか?
皆さんも考えてみていただければ想像つくと思いますが②のほうが効率よく生産を行うことができるはずです。
これを今度は人の頭に直して考えてみましょう。
①知識はあるが整理できていない。
②知識があり、それが整理できている。
これも考えてみれば、②のほうがより素早く問題に対して解答することができるはずです。
情報が過多(受験勉強においても覚えるべきことはとても多いですよね)であるからこそ不必要な情報は忘却により、整理することが重要です!
しかし、ここで大事なのは知識を覚えなくてもいいということではないということです!
あくまでも頭の整理のために忘却が必要なのであって、知識を覚えることは必要です。
それを解答に活かしていく過程で整理されていることが必要ということです。
そして、忘れたときにもう一度思い出せるようにノートなどにまとめておけば安心です。
そこからもう一度記憶を引っ張ってくればいいだけだから。
人間は忘れる生き物なので忘れることを怖がってはいけません。
ここまで「忘れることが大事」とはどういうことか話してきましたが、興味を持っていただけましたか?
勉強においても知識を覚えるだけでなく、覚えた知識を整理すること。
これを心がけて勉強に励んでいただけると幸いです!!
暑い日が続きますが、この夏一緒に頑張りましょう!