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2021年 10月 19日 情報を集めよう

こんにちは、担任助手1年の松本です!

肌寒い季節になってきましたが、体調には気を付けてください。

 

早くも10月後半だということで、高校一、二年生の皆さんは、進路や科目選択について悩む時期かなと思います。確実にやりたいことが決まっているのならいいのですが、勿論そうでない人もいると思います。今日はそうでない人へ向けた私自身のお話です。

通常高校では高2になるときに文理分かれると思いますが、私の出身校では高3になるときまで文理が分かれませんでした。ちょうど二年前、高2のこの時期、やりたいことが決まっていなかった私は、進路を深く考えずに文理選択と科目選択を行いました。

 私は社会は苦手で興味ないし、数学も比較的得意だし、どうせ理系しか選択肢がない。

 私立いくお金なんてないから国公立に決まってる。

こうして、私の志望校は国公立理系になりました。この決め方が悪いというわけではないですが、あまりに考えが浅くてテキトーでした。受験知識、大学の実態、学問以外の文理の細かい違いなど、あまりにも何も知らないのにこの大きな選択をしたのは大きな間違いでした。大事なのは、調べること、そしてよく知ることだと、後になって痛感しました。

やりたいことが見つからなかった私は、数か月ごとに志望学部が変わりました。最初は生命工学に興味があって、次は建築、数学、経営工学、デザイン工学、、、。高3になってデザイン工学系に仮決定しましたが、また高3の秋に揺らぎ始めてしまいました。私、これ本当にやりたいのかな?という疑問が頭の中に浮かんだ時点で、答えはNOと分かっていました。

もう高3の秋だったので、本当に焦りました。そんなに興味ないことを4年間も学ぶのか。それで就職はどうするのか。後悔をしない自信がなくて、もうほぼ受験直前といってもいい時期に、大学、学部を調べつくしました。しかし、信じられないくらい理系の学部にピンとくるものがありませんでした。理系が忙しいのは何となく知っていたけど、口コミなどがリアルで、更に理系という道が暗く思えました。

決定打は学費でした。国公立は前期と後期しか受けられなくて、そのほかは併願として私立を受ける、となったとき、私立理系の学費に驚愕しました。浪人という選択肢はなかったので、国公立に落ちたら、忙しいのに学費の高い私立理系は絶対無理だと親や高校の担任の先生とも話し合いました。

受かっても行けないなら受ける意味がないので、そこで文系という選択肢が浮かびました。私立文系で、自分の得意な分野を生かせる学部は、経済学部しかありませんでした。でも、比較的時間のある、理系よりは幅広い選択肢がある文系に進み、やりたいことを探すために沢山のことに挑戦すればいいのではないかと思いました。そう考えると、経済学部の方が国公立のデザイン系の学部より魅力的に思えてきました。

そこで、沢山の私立経済学部を調べました。早慶上智は、英語が苦手だから到底届かないだろうと思っていましたが、これも入試の方式を知らなかっただけで、上智の入試方式は、私にとって最高の方式でした。二次試験は数学だけで、英語や国語は共通テストだけだったのです。チャンスだと思いましたし、受けるしかないと思いました。手が届かないと思っていた上智大学という文字が現実味を帯びて、当時目指していた国公立より偏差値や競争率の高い上智経済に、気持ちが完全に傾きました。そして高3の12月にやっと、私の志望校が定まりました。

今ではこのときの自分の選択に後悔どころか感謝さえしています。

 

誰だって受験直前は勉強したいですから、まだやりたいことがない人も、私のようにならないよう、まずは受験知識や大学の情報を集めてください。家庭や個人ごとに、それぞれの事情というものがあると思うので、様々な面から考えて、本当にその志望校、学部がベストなのか考えてみるといいと思います。

 

ちなみに学費の面は、奨学金を調べまくって現在は八割くらい給付奨学金で補えています。経済的な理由で、国公立しか目指せないと思っている人、ぜひ聞いてください。

長文失礼しました。読んでくれた方ありがとうございました。