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2021年 11月 20日 本番前までにできることは本番前までにやっておく

みなさん、おはようございます、こんにちは、こんばんは。吉祥寺校の飯島です。

さて、本格的に寒くなってきました。季節の変わり目ということで体調を崩さないように気をつけましょう。かく言う私も寒暖差には弱いので、体温調節のしやすい格好を心がけています。そういえば、受験生当時、本番のセンター試験の英語を受験中に「暑いな」と思ったものの前が開かないタイプの上着を着ていたせいで(雰囲気的に)脱ぎづらく、「カンニング疑われたら一貫の終わりや」と思い脱げず、なんだかわからないけどテンパった結果点数がいつもより20点くらい下がったのを覚えています。みなさんも気をつけましょう。また、電力不足云々言われている昨今ですが、冷暖房はちゃんと使ってください。頑張っている受験生がこの時期に体調を崩す方が世の中にとってマイナスです。

本番でミスったことといえばもう1つあって、それは数学ⅠAでの計算ミスです。(数学を受験科目として使う人ならヤバさが分かると思いますが)、平方完成を間違えるという私史上空前絶後のミスをし、20点中18点を失いました(とれた2点もたまたま合っていただけ)。この程度のミスならちょくちょく検算をしながら解き進めるだけで簡単に防げます。平方完成なら展開し直して元の式に戻るか確かめるとか、たくさんの数の足し算なら逆から足しても同じ数になるかとか、紙に書くまでしなくともちょっと頭の中で数秒の計算をするだけで大きな失点を防ぐことができます。もちろん、これでミスを防ぎ切ることはできないかもしれませんが、一定以上の効果はあります。失点は積み重なりますから、1つひとつのミスに少し敏感になると良いでしょう。

ちょっと具体的すぎる話だったかもしれませんが、要は「失点をしないためにできることをしよう」、もうちょっというと「得点の期待値が上がるような解き方をしよう」ということです。なので、場合によっては満点にこだわりすぎることも危険になり得ます。「満点にこだわるあまり1つの問題に執着してしまい、結局時間内に取りきれませんでした」では意味がありません。受験では満点とそれ以外で評価が変わるわけではなく、なるべく高い点数をとることで合格に近づきます。「満点に拘りすぎて80点になっちゃう」くらいなら「95点を目指して90点を取れる」方が合格には近いわけです。

というわけで、これ以上具体的な話はしませんが、結局試験会場では自分が持っている以上のものは基本的に出せません(マークシートのまぐれ当たり等を除く)。逆にいえば、本番は自分が持っている力以下の結果しか出せないわけです。そんな中で、自分の実力に限りなく近い結果を出すためには、上に書いたようなミスを絶対にしないことです。しかし、上に書いた検算の例を1つとってみても、「普段からやっていないことを本番でいきなりやることは不可能」です。つまり、試験本番でやりたいことは、その前までにやってみてできるようになっていなければいけないということです。その最も良い練習の舞台として、1212()の最終共通テスト本番レベル模試があります。そこまでに、本番までにできるようになりたいことをリストアップし、1つひとつ潰していきましょう。そして、模試でそれが発揮できるか確認して、修正できるとことは修正して、盤石の状態で本番に臨みましょう。

模試までは約3週間、共通テスト本番までは2ヶ月弱ですが、ラストスパート、追い込みかけていきましょう。直前の努力は文字通り合否に直結します。健闘を祈る!

吉祥寺校 担任 飯島裕貴