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2021年 10月 10日 復習と再現性~受講・演習を最大限活用するために~
こんにちは、2年の植松です。最近寒かったり暑かったりよくわかりませんが体調には気をつけてください
今回は受験学年にも低学年にもタメになることを書きたいと思うので、長くなるとは思いますがよかったら見てください
受講や演習をする際に、復習をすると思いますが、
何を目的にしていますか?
どこまでやったら、復習はもうそれ以上しなくてよい、といえるのでしょうか。ここが見えないまま復習しても、大沼にハマってしまいます。
ときどき生徒からも質問が来ますし、「もっと復習に力を入れよう!」「この期間は復習の期間にしよう」…などなど言われ、その重要性は何となくわかっていても、復習について考える期間もないまま、なんとなくやってしまっている人もいるかもしれません。
ちょっと一回考えてみましょう。あなたはどこをゴールにしていますか?
自分が思うに、復習のゴールはその再現性にあると考えています。
では再現性とは?
「本番で同じ解法・同じ手順を踏んで、正答にたどり着くことができる」ことを再現性といいます。
ややこしい言い方をしたので、具体的に説明します。例えば、英語の長文読解の受講をしていたとします。
受講の中で説明されたことが、
①その文章を解くために必要な単語
②必要な文法
③読解の方法
の3つだったとします。(実際にはもっと複雑だと思います)
復習の際はそれらをすべて吸収することがまず大事です。
しかし、ただ文章を丸暗記したり、答えを覚えるだけではなく、
①単語→他の文章の中で出てきても、瞬時に訳が出てくる。
②文法→どんな問題形式でもその文法をこたえられるようになる
③読解→どんな長文でも、同じような読解の方法を用いることができるくらい脳に沁み込ませる などなど…
大事なのは、模試や本番でも、同じようなことができるか?ということです。
砕けた言い方をすれば、模試や演習でも、その授業の先生が隣にいるような感覚で解くことができる、とか、自分が模試の解説授業を任されている、くらいの気持ちでやるといいでしょう。
ここまでは特に受講に絞って話ましたが、これは単元ジャンル・過去問等の演習にもいえます。
解説授業や赤本での解説を、暗記するのではなく吸収してください。「この年度・この年度だけじゃなくても使える解法や考え方はあるかな?」ということを常に考えてみましょう。必ず得られるものが増えます。同じ量問題を解いても、成績の伸びに差が出るのは、質=得るものの量、の差です。
植松は高3の特にこの時期、通期講座のテキストをもう一度引っ張りだしてきて、それを見ながら問題を解くということをやっていました。そうすると、受講のどの部分が何に繋がっているかが明確にわかって、なおかつ自分が受講のどの部分が理解できていない・身についていないのかがわかり、より本番までの道筋が明確になりました。
時期的に、これから二周目をやる人も増えてくると思いますが、そこでも考え方は同じです。
暗記するところは最低限にして、そのプロセスが正しいかどうか、ということを確認しましょう。
特に運動部だった人は、自分のフォームの再確認をしているのだと考えてくれればいいと思います。(文化部・帰宅部の人はごめんなさい)
ここまで長かったですが、読んでくれてありがとうございます。受講や演習を本当の意味で自分のモノにするために、「再現性」というキーワードだけでも頭の片隅においていてもらえると嬉しいです。何か聞きたいことがあれば、是非校舎で植松に話しかけてくださいね。